2012年3月8日木曜日

食品添加物の表示方法について教えてください。

食品添加物の表示方法について教えてください。

食品の一括表示(原材料ラベル)についてです。

表示はすべて全角と決まっていますか?たとえばビタミンCの『C』やV.Cに使われる『.』も全角と決まっているのでしょうか?

またビタミンB1の『1』はBと同じ大きさでもいいのうでしょうか?下寄りで小さくが基本?

よろしくお願いします。







もじの大きさについては、なかなかわかりにくいです。

1. 生鮮食品品質表示基準においては

容器又は包装に印刷する表示に用いる文字は、日本工業規格Z8305(1962)に規定する8ポイントの活字以上の大きさの統一のとれた活字としなければならない。

2. 加工食品品質表示基準においては

表示に用いる文字は、日本工業規格Z8305(1962)に規定する8ポイントの活字以上の大きさの統一のとれた活字とすること。ただし、表示可能面積がおおむね150á以下のものにあっては、日本工業規格Z8305(1962)に規定する5.5ポイント以上の大きさの活字とすることができる。

3. 玄米及び精米品質表示基準でも

表示に用いる文字は、日本工業規格Z8305(1962)に規定する12ポイント(内容量が3キログラム以下のものにあっては、日本工業規格Z8305(1962)に規定する8ポイント)の活字以上の大きさの統一のとれた活字としなければならない。

と、生鮮食品品質表示基準、加工食品品質表示基準及び個別の品質表示基準に記載されています。

なお、食品に栄養表示をするときは(東京都保健福祉局)においても

6)表示する際の字の大きさ

原則8 ポイント以上の活字で記載する。ただし、容器包装又は包装の表示面積が150cm2以下の場合は、5.5 ポイント以上の活字で記載することができる。となっています。

そこで日本工業規格Z8305(1962)をしらべてみますと

⑴大きさ、幅及び高さ 活字の大きさ、幅および高さはつぎの図に示す部分の寸法をいう。

図に文字が記載されて、字の上下の長さが大きさ、事の左右の長さが幅となっています。

⑵ポイント ポイントは活字のおおきさを表す単位であって、1ポイントは0.3514mmとする。

3.種類、大きさおよび大きさの許容差 種類、大きさおよび大きさの許容差は、表1のとおりとする。

種類(ポイント) 大きさ 大きさの許容差(10本につき)

8ポイント・・・・・2.811mm.・・・・・±0.030mm. となっています。

4.幅 幅は一般に規定しない。ただし、漢字およびかなの活字に対しては、原則として幅は大きさに等しくする。

と規定されていますので、やはり等倍で表示すべきです。

現実の表示については、商品の特徴など、消費者に伝えたいことが多く、つい、横を半角でされている企業も多々見られます。

パソコンでの打ち込みは、文字間を自動調節したりするので、英数が小さく印字されますが、基本は全角です。

もともと日本工業規格Z8305(1962)の1962とは、西暦1962年(昭和37年)ですので、げんざいのようなパソコンがなかったので、活版印刷用の文字の規定です。

早く、現代にマッチした規格に改定してほしいと思います。

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